お気に入りの帽子

駅のホームで電車待ってたら
向かいのホームから手を振るおばちゃん
坊ちゃんが、手を振ったのかな?と
ベビーカーをのぞくとねんね中(病院で泣き疲れた)
人違いでもしてるのかしらと
あいまいに会釈して目をそらしても
まだまだ手を振られる

「?」

もう一度視線があったら、今度はなにやらジェスチャー


ベンチからサインを送る監督のよう


(アッチニ ボウシガ オチテルヨ)


「!」 


Oh!坊ちゃんの帽子があんなところに〜!!
ペコペコ頭下げて無事回収


向かいのホームには、急行待ち合わせの人いっぱい
きっと、私が落としたのもみんな見てて
(あ〜、落としてるよ)と心の中で思ってたはず


親切なおばちゃんの勇気の感謝!!